妻だけEDなどの「性嫌悪症」問題に向き合う方法まとめ

妻だけEDなどの「性嫌悪症」問題に向き合う方法まとめ

「性嫌悪症」はセックスレスの主な原因の一つです。

単なる性欲の低下による、「なんとなくしたくない」という気分的なものでなく、これからセックスをするという雰囲気になると鳥肌が立ったり、思わずパートナーを払いのけてしまいたくなるというような反射的な拒絶反応が出ることを、「性嫌悪症」と呼びます。

なぜ性嫌悪症となるのか?

セックスに対して肉体的な反応が出るほどの嫌悪感が生じるには、必ず何かのきっかけがあります。

女性の性嫌悪症に多いのは、過去の性経験によるトラウマです。とりわけ若い頃、まだ少女時代といっていい年代に暴行やそれに準ずる行為を受けると、セックスに対する抵抗感が心に影を落とし、信頼するパートナーとも愛の時間に没頭できないという問題が出てきます。

また、結婚してからある理由をきっかけとして、パートナーを受け付けることができなくなる性嫌悪症もあります。その原因とは伴侶(多くは男性側)の浮気。
結婚しているにも関わらず外で他人とセックスしてきたという事実を、頭では許すことはできても、心ではどうしても受容できずに、肉体的な接触がなくなってしまう男女も数多く存在します。

男性の性嫌悪症には、さらに複雑な問題もあります。
それは、パートナーに対してだけセックスができないという性嫌悪症、いわゆる妻だけEDです。

ただ「するつもりになれない」という気分によるものだけでなく、具体的に妻にだけ性器が勃起しない(ED)という状態の夫が急増しているとの事です。

女性よりも男性の性嫌悪症の方が複雑?

どちらかといえば、その気になれば相手を受け入れられるという女性の性嫌悪症よりも、特定のパートナーに対してのみ発症する男性の性嫌悪症の方が、厄介かもしれません。

男性がそのような状態に陥るのにも、必ず理由があります。

たとえば、「タイミング法を強制されるうちに、セックスが義務化してきて、苦痛になった」「妻の雰囲気、匂いが、母親に似てきて勃起しない」「妻の性格がきつくなって威圧感を覚える」などなど。

しかし、そういった男性にも「性欲がまったくない」というわけではないので、誤解しないでください。

悲しいようですが、彼は、妻であるあなたに対してだけ性的な欲求を持つことができないのです。
つまり、彼は性処理のために外で浮気をしてくる可能性もあります。

そうなってしまうと、あなたの側にも猛烈な怒りが生まれ、そのような浮気男をぱったりと受け入れられなくなる可能性が出てきます。

そうなると事態は最悪です。
妻だけEDの旦那が浮気をする→それを知った妻は旦那へ「性嫌悪症」になる。
そうなりますと、もう負の無限スパイラルです。

致命的な事態に至る前に、対策を考えましょう。

原因を見つめて性嫌悪症の対策を

性嫌悪症は、多くの場合、心の問題です。
人はみな、ひとりひとつずつ異なる心を持っているわけですから、性嫌悪症を改善するためには何が必要か、画一的にこうすればいいという答えはありません。各々の状況に応じて、夫婦間での工夫が必要となるでしょう。

よって、ここで紹介することができるのも、1つの「ヒント」でしかありません。

しかし、必ず何かの参考にはなるはずなので、解決の手立てとしてみてください。

過去のトラウマによる性嫌悪症は話し合いで解決する

昔付き合っていた相手、あるいは身近な親類からの暴力によって性嫌悪症となっている人の心の傷は、決して浅いものではありません。

しかし、それは多くの場合、話し合いによる解決が可能でもあります。

パートナーをどうしても受け入れられないという場合には、その傷がどのような経験から来たものなのかを、正直に打ち明けてみましょう。

傷を埋めるためには、まず時間の経過による癒しが絶対的に必要ですが、最終的にトラウマを乗り越えるためには、心に抱えている固有の傷を、誰かに話して「浄化」する必要があります。

性的なことでなくても、信頼できる友人に悩みを打ち明けた後には気持ちが楽になっているという経験は、誰にでもあることでしょう。性嫌悪症の解決法も、究極は、それと同じようなものです。また、素直にパートナーに打ち明けることで、「相手にはそんなことをしてほしくない」という気持ちを間接的に伝えることができ、関係も良好になるはずです。

浮気が原因の性嫌悪症は「誠意」を見せて解消を

パートナーの浮気をきっかけに一切性行為を受け付けることができなくなってしまった場合には、不貞行為に走ったあなたが、伴侶に対して誠意を見せる必要があるでしょう。

それはあるいは、古いようですが男性の場合には「頭を丸める」ということかもしれません。マニアックな話では、よそで性器が露出できないように陰毛を剃りあげるという禊もあるようです。そのように、何らかのかたちで「誓い」を表現して、パートナーを納得させれば、少しずつ夫婦関係も正常化されてきて、レスの解消にも繋がるでしょう。

妻にだけEDとなる男性による性嫌悪症

これは、なによりも女性の配慮が必要です。
あなたに対してだけ、パートナーが性的な欲求を持ってくれないときには、少し相手との距離を考えるべきかもしれません。

もちろん、具体的にどのような理由で彼が性嫌悪症になっているのかにもよりますが、多くの場合は、彼らを悩ませているのは「セックスをしなければいけない」という外圧です。

最近は女性が積極的で、過剰にセックスを求める傾向にもあることから、草食化した男性側がそれについていけないという話もよく聞かれます。「したい」という気持ちを少し抑えて、相手が「したい」と思ってくれるように工夫を施してみてはいかがでしょうか。

たとえば、さり気なく冷蔵庫に精力剤や栄養ドリンクを入れておくのも、1つの方法ですね。

妊娠や出産からのレス解消をする3つの方法

夫婦間でセックスレスを引き起こす原因で、最も多い理由は妊娠・出産と言えるでしょう。

「最近ご無沙汰で…」という人は、そのきっかけについて思いを巡らせてみてください。子どものいる家庭では、多くの場合、愛する我が子の存在がなんらかのかたちで夫婦のセックスの頻度を減らす原因になってしまいがち。

なぜ子どもができるとセックスが減るのか

妊娠中のセックスには、どのような夫婦でも、どうしても消極的になってしまうような原因が数多くあるのです。

安定期に入れば女性の方も性欲が復活して、「セックスがしたい」という感情が戻ってくるものですが、妊娠前とはすっかりと体型が変わった妻に触れることに、何かしら抵抗感を感じてしまう男性もいます。

あるいは、「お腹の子に影響はないだろうか」という不安もあることでしょう。そのために別な女性に手を出してしまい、後戻りできなくなる男性がこの時期に多いことは、非常に残念なことではありますが…。

それも日本という国が性に対してオープンでないことが問題となっているのかもしれません。奥様の方から素直に「したい」という気持ちを伝えれば、そもそも真面目で礼儀正しい日本人男性も、何かしら方途を考えようものでしょう。

しかし現実に妊娠中からセックスの頻度が減ってしまうと、出産後もそのままずるずるとセックスレスの状態を歩んでしまう夫婦も少なくありません。

多かれ少なかれ、出産後には女性の体型も崩れます。「もう昔とは変わってしまった…」とがっかりして、妻に対して性欲を持てない男性も多いようです。

関係性の変化とセックスレス

子どもが生まれることで、夫婦間の関係性にも変化が生じます。これまで「妻」と「夫」であった関係が、子どもという存在が介在することによって、「お母さん」と「お父さん」に変わってしまうのです。

お互いの呼び名まで変化すれば性的な緊張感も緩んで、もう二度と「お母さんを抱こう」というつもりにもなれなければ、「お父さんに抱かれたい」という気持ちにもなれないでしょう。

加えて、育児は現実的に夫婦から余暇の時間を奪います。とりわけ女性にとっては、母乳を与えたり、ご飯を用意したり、おむつを変えたり、定期的に病院に連れて行ったり、夜泣きを鎮めたり…そのような仕事の連続で、自分の時間を持つことが難しくなります。

セックスとは、見方を変えれば、「二人で同じ時間を共有しよう」という行為なので、そもそもそのような自由時間がない場合には、レスになってしまうのも致し方ないことです。

子どもがいる夫婦間でもセックスをなくさない方法とは

セックスレスの状態には、程度があります。まだ夫婦の関係がなくなって数か月という状態であれば、改善は可能でしょう。若い夫婦には、「二人目が欲しい」という気持ちもあるかもしれませんし、それが何よりのモチベーションとなります。

しかし、レスの状態が一年、二年と続くと、なかなか相手を誘うのにも気後れしてしまうものです。特に女性から「したい」と言うのは、どうにも恥ずかしいものでしょう。

致命的なレスの状態に至る前に、次に挙げるような対策を打つ必要があります。

自由時間を共有する「建前」を作る

どれだけ忙しいという夫婦でも、どこかで身体を休める時間はあるはずです。逆に、そのような時間がない場合には精神的なストレスも溜まるばかりで、育児にも良い影響を与えないので、どこかで心と体をしっかりとリフレッシュさせる時間は作るべきでしょう。

そして余暇の時間は、貴重なセックスの機会でもあります。しかし、素直に「セックスしたい」とは言えないのが日本人というものですから、そんな場合には「建前」を使えばいいのではないでしょうか?

「今度の休みの温泉にでも行こう」「子どもは実家に預けて久々に映画でも見に行こう」とでも言えば、その言葉の裏に潜めたあなたの「真意」に相手も気付いてくれるはずです。

ベッドの中で、今後も定期的にこうして身体を重ねたいという思いを率直に伝えられたならば、それは素晴らしいことです。親密な雰囲気の中で、素直に感情表現しましょう。

イベントを利用してムード作りする

パートナーに対して見え透いた「建前」を言うのも恥ずかしいという場合には、イベントを利用するのも1つの手です。クリスマスやバレンタインといった恋人たちの行事は、そういう意味でもたいへん便利ですね。

もちろん、そのような世間的なイベントだけでなく、結婚記念日や交際記念日には、相手にもそのような心の準備があるはずです。そのタイミングを利用するのも吉でしょう。

ファーストネームで呼び続ける習慣を

欧米の習慣に倣って、夫婦間でもファーストネームで呼び続ける習慣を持つことはセックスレス解消にもたいへん有効です。子どもの前で呼び捨てにするのは教育上よろしくないので、ここは「**さん」という呼び方で統一してみてはいかがでしょうか?

何気ないことではありますが、相手を異性として意識し続けるために、呼称にも気を遣ってみてください。それだけで夫婦の時間を持つ回数が、以前とはまるで変わるはずです。