少子化問題にも発展!セックスレス大国日本…本当に誰もがヤッてない!?

セックスレス大国日本…本当に誰もがヤッてない!?

現在の日本は「セックスレス大国」であると言っても過言ではありません。

最近はセックスレスの問題はよく取り沙汰されています。
パートナーとの愛の時間が足りないと感じている夫婦、カップルが増えてきているようです。

NHKでさえ、朝の番組でセックスレスをとりあげるほど、事態は深刻化しているのです。

しかし、そもそも日本は、世界的に見ても男女間でのセックスの回数が非常に少ない国なのです。「セックスレス」とは基本的に夫婦間、カップル間での問題ですが、日本は未婚の男女、恋人がいない男女も含めて、全般的な風潮としてセックスが少ない国なのです。

日本のセックスの頻度とは

日本の男女すべてが、年間で平均何回セックスをしているか、ご存じでしょうか?

その回数は、たったの45回。1年が365日であることを考えれば、これは非常に少ない数字であると言えるでしょう。週に1回程度しかセックスしない国、それが日本なのです。

これは世界的に見ても異常な低さで、世界でもっともセックスの頻度が高い国、ギリシャの人々は年に138回のセックスを行っています。

それと比べると、我が国はお国柄としてもセックスレス気味であるとも言えそうです。

性の満足度も常に低い日本

では、実に平均して週に1回しかしない日本の男女たちが、自信の性生活にどれだけ満足しているか、という部分を見てみましょう。

「セックスライフに満足している」と答えた人は、たったの15%です。つまりは、85%以上の人が、満たされない性欲を抱えて日々を悶々と過ごしているのです。

もちろんこの数値の中には、それが1回1回の満足度の問題なのか、それとも単純に回数の問題なのか、そのような細かい理由は反映されていません。しかし男女のマスターベションの頻度から考えても、週に一回の性交で満足できるという人は、決して多くはないでしょう。きっと誰しもが、「もっとしたい」という飢餓感を抱えているはずです。

もっと生々しい数字も紹介しておきましょう。オーガズム、いわゆる「性的絶頂」の話ですが、いわゆる「イク」を経験したことのある女性も、全体の約27%しか存在しないのが日本という国です。せっかくのラブタイムにも、最高の快楽を思う存分に楽しめないというのも、つつましやかな日本人の性生活における「闇」なのです。

なぜ日本はセックスレス大国なのか

日本人はコミュニケーションが下手です。島国で、長いあいだ同じような価値観を持った隣人とだけ接触し、古くは世界から孤立して発展を遂げてきたことがその原因でしょう。

すなわち、同様の価値観を持った人間だけのあいだで通じる「阿吽の呼吸」というものが機能していた弊害とも言えます。「今日、セックスしよう」「愛し合いたい」という言葉を出さずとも、呼吸、雰囲気だけで察してもらおうする、相手への「甘え」があるのです。

もちろん、愛情のかたちは人それぞれであり、また国ごとに特徴もあるでしょう。日本人は基本的にシャイですし、あまりはっきりと「愛している」と言ったり、あるいは激しいセックスによって心を伝えたりしようするという文化もありません。

また、日本は性的なトピックスに関して、誰しもが沈黙を守ってしまいがちという部分もあります。つまり、性はいやらしいもの、汚らしいもの、という考え方が、みんなどこかにあるのです。それが夫婦間のセックスレスや、すべての男女の固い貞操感と、異様に低頻度なセックスという現状に繋がっているともいるでしょう。

アメリカでは古くからセックスのカウンセリングというものがあり、レスに悩む夫婦がカウンセラーを挟んで、その原因と対策について討議するということもよくあります。

「奥様はなぜ旦那様に性的な興味が持てないのでしょうか?」「それは…」「では旦那様はなぜ奥様にだけED状態となるのでしょうか?」「いえ先生実は…」と真面目に夫婦がカウンセリングルームで話し合う光景は、現代でもなかなか日本では想像しにくいものです。

さらに夫婦間のコミュニケーションということに注目すると、欧米諸国と日本には大きな違いがあります。それが、お互いの呼称です。結婚して子どもができれば、日本人の夫婦は互いを「お母さん」「お父さん」と呼び合ったり、あるいは「あなた」「おまえ」などといった二人称を使います。

しかし、諸外国では子どもができてからも、パートナーはファーストネームで親しく呼びます。「お母さん」「お父さん」という呼び方は、あまりにお互いの「役割」をはっきりさせます。「父と母はセックスしないものだ」という感覚を無意識に植え付けて、レスを引き起こしてしまうのです。
心当たりのある夫婦は、まずここを改善してみてはいかがでしょうか?

レスの原因パターンと解決のポイント3選

それまで夫婦のあいだで普通にあった性的な関係が突然少なくなり、果てはセックスレスの状態に至るには、必ず何かのきっかけがあります。

もちろん詳しい原因に関しては、夫婦の数だけであるといっていいでしょう。しかし、ごく一般的に言われているところでは、次のような理由が主とされているようです。

あなたのセックスレスはどのパターン?

改善策を考える前に、あなたの夫婦がどのパターンに当てはまるのか考えてみましょう。
原因も分からないままに関係を戻そうとしても、なかなかうまくいかないと思われます。

出産から自然とセックスの回数が減っていく

もっとも多いのは、妊娠中からセックスの頻度が減り、出産後にぱったりとなくなってしまうというパターンです。
子を持つ夫婦のあいだでは、これが主なレスの原因になっていることでしょう。振り返ってみて、あなたも心当たりがないでしょうか?

出産には二つの大きな意味があります。

まず一つは、夫婦の関係性の変化です。これまで「男女」であった二人が、子どもをという存在をあいだにはさむことによって、「父母」になるのです。出産を機にお互いを「お父さん」「お母さん」と呼ぶようになる家庭も多いでしょう。

そのような呼称でセックスをしようというつもりにはなれませんし、といって、今さら名前で呼ぶのも気恥ずかしくなります。さらには、愛情の対象もまたパートナーから子どもへと移っていくことも、自然な流れです。それがセックスの機会を激減させるのです。

今一つは、育児という現実的な仕事が発生することにあります。
とりわけ女性にとって子育ては実際的にかなりの体力・精神力を使います。同様に疲れ果てて勤めから帰ってきた夫と、決して「しよう」というつもりにはなれない…これもごく当然な心理です。

少し話がそれますが、妻の妊娠中に不倫をしてしまう男性も多いと言います。妊娠すれば女性の身体つきは以前と変わりますし、出産後も体型の崩れが元に戻らないということもあります。
男性がそのために性的な欲求を持てなくなり、別の女性との遊びに走ってしまい、後戻りできなくなるのも、妊娠~出産に関係したレスの原因と言えるでしょう。

体力的・機能的な問題でのセックスレス

セックスには体力を使います。ただ漫然と身体を重ねるだけでも、セックスが終わった後には意外なほど消耗して、すぐに眠たくなってしまうという男女も多いものです。

若い頃はそれを「入眠剤」のように捉えることもできるかもしれません。しかし、年を重ねるごとにだんだんとセックスで奪われる体力が惜しくなったり、単にしんどくなったりすることもあります。

余暇の時間は5分でも多く寝たい、あるいはまた別な趣味を楽しみたい、という男女にすれば、夫婦間の義務的なセックスは、ただの体力の無駄使いにも思えるでしょう。

また年を取ると体力の低下に伴って、性機能の低下も発生します。とりわけ深刻なのが男性の勃起不全であり、精力低下です。
女性にしても、「濡れない」という悩みを抱えている人は多いかもしれません。晩婚化が進む現在では、これも大きなレスの原因と言えます。

精神面に起因するセックスレス

セックスレスの原因としてよく見られるのは、主には上に挙げた二つです。

しかし、それ以外にももちろん、セックスレスが始まるきっかけはあります。そしてそれらのものは往々にして、「精神面での問題」です。

たとえば、性嫌悪症です。これは読んで字の如く、性行為を嫌悪して遠ざけようとする心の状態を指します。多くの場合は、これまでの性的体験からのトラウマが心に影を落としていて、パートナーとのセックスも十分に楽しむことができない、という女性に多い精神的な症状です。

ただ、男性にもある限定されたシチュエーションでのみ生じる性嫌悪症があります。それが、妻を抱くときだけ勃起不全となり、男としての勤めが果たせない、というものです。

その他にも、精神面に起因するセックスレスは多々あります。単純に、画一的なセックスへの倦怠感もまた、心の問題と言えるでしょう。マンネリ化したセックスに対して刺激を感じられないというのも、重大なセックスレスの原因です。

夫婦間のコミュニケーションがなくなり、その延長として肉体関係も失われてしまうというのも、あるいは精神性のセックスレスと言えるかもしれません。挨拶も、日常的な何気ない会話もない。そのような状態から同じベッドに入って身体を重ねるというのは、たいへん難しいことです。
このケースでは、なぜコミュニケーションがなくなってしまったのか、ということについても熟考して、そこから改善に取り組んでいかなければなりません。

現在は夫婦関係にもない、若いカップルのあいだでもセックスレスが広がっていると言われます。
どのようなかたちであれ、「物足りない」と感じている男女の数は、非常に多いのです。あなたがそうならば、あるいは、パートナーも同じ気持ちでいるかもしれません。

まずはそのあたりの認識を確認して、二人での話し合いから解決の方法を探りましょう。

さいごに

もちろん、すべて海外の真似をする必要はありません。日本人はただでさえ、模倣ばかりでオリジナリティがないとも責められています。しかし、ことセックスレスの問題については、古くからの日本人気質が改善されない限りは、解消できないものと思われます。